2025/2/3

思想塾論文進捗。これまでの文章の書き方を180度かえた。フロイトのフロイトの文体を参考にした。これまでは対象となる文献のコメンタリー的な文章と、査読論文に通りやすいようなアカデミック・ライティングを練習してきたが、思想塾論文では自分の思考の展開を書いてみようと思う。吉本の「マチウ書試論」への言及から始まる文章を少し書いていたのだがイマイチで、今日また新たに一行目からかき始めて、手応えを感じた。文献への言及から始めると「これこれはこう言っている、その意味は…」というコメンタリー的な文章にどうしてもなってしまうので、いったん自分の問題意識の初発を内省的にサルベージしてきて、そこから自分がいままでにどのように考え、どんな読書や経験、連想を経由して進んできたのかをたどるように書いてみる。とりあえず4000字弱書いた。

自分の問題意識と思考を母体にすると、文章の引用の仕方も変わってくる。テクストに寄り添う文章ではなく、自分の思考を要所要所で駆動したり起点を作ったり方向転換するために他人の文章を使うという感じ。フロイトの書き方を参考にしているので到底査読論文等には使えない文章になっていると思うが、考えて生きる、生きて考えるというのを反映したものになっているんじゃないかなと思う。この先も練り上げていけるといいが。なるべく学問的普遍的な内容になるように書いているが、すごく僕自身の実存に絡みついた問題でもあるので、書いていて赤裸々な気持ちになる。ニュートラルなアカデミックなライティングは、そういう自分の実存を書かなくていいから楽だったのだ。恥をかくことが無い。自分の底を見せなくていい。だけど思想塾論文では自分の底を顕にするようなものを書いてみたい。

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