言語と思考に関する諸学説。アンリ・ドラクロワ、ダムレット&ピション、フェルディナン・ブリュノー、(ちょっと離れたところでは)ヴィゴツキー、そしてフロイト。
Arrivé, Michel (1994). Langage et psychanalyse, linguistique et inconscient Freud, Saussure, Pichon, Lacan. Presses Universitaires de France – PUFが予想以上に研究書として濃密。第二部がラカンとピションに関する部分で、第1章はピション内在的なforclusionやdiscordantiel ne概念の整理。第2章はラカンにおける受容を扱っていて、いまは第2章の途中まで読んだところ。だいたい論文は読んだらなるべくすぐに覚えている範囲で重要部分のコピペと整理や思いついたことのメモをWorkflowyにしておくのだが、アリヴェの記述はどこも重要で情報としても価値が高いので、あまり部分的に抜き出してというわけにもいかない。赤間啓之『ユートピアのラカン』も同年1994年であり、ピションのナショナリズム的傾向への着目や、ソシュール批判の意義などを取り上げていて、扱っている情報量はアリヴェに劣るものの視点は鋭い。アリヴェは言語学プロパーでもあり、単にラカンとの関係だけでなく、ピションのその後の言語学者たちによる受容まで目配せしているので、かなり勉強になる。
ただ、関連して色々文献も読まないといけない。研究書や論文だけでなく、一次文献として、ピションの諸論文や『語から思考へ』、バンヴェニストのDP批判論文や非人称論文、それからラカンはセミネール三巻、七巻、『エクリ』の「ダニエル・ラガーシュの報告『精神分析と人格の構造』についての考察」(1960)、「無意識における主体の転覆」等々も。結局、それらを読んだところで何か新しいことが言えるのだろうか、というのも正直不安ではある。
明日は新宿無教会。そのあとはどこかカフェに入って書類作成。月曜日は英文証明書を取得して、できれば思想塾のゆうちょ講座申請書類を提出。それから生協でPCとiPadを受領。月曜は研究室が空いていないので、木曜のゼミのときにハンコをもらいに行って、財務に提出。
コメントを残す