ルイス・ミゲルというメキシコの歌手が好きで、以前よく聴いていた。たまたまspotifyのMIX機能で流れてきたのが最初だったと思う。例によって甘いロマンス的な歌ばかり聴いて癒されていた。ある程度ルイス・ミゲルのキャリアを通時的に追いながらアルバムを聴き通したのち、僕が好きなアルバムの曲の多くが大体50年代くらいのメキシカンミュージックのカバーだったことを知り、元ネタ曲を掘るということを少しやりかけたことがあった。
その時はちゃんとやらなかったのだが、最近ふたたび掘ってみようというモチベーションが湧いてきた。調べてみたら、僕が好きな曲は(メキシカン・)ボレロというジャンルらしい。もとはキューバの音楽で、それがメキシコ地域に伝播していったとのこと。クラシックギターを使った南国の甘い風が吹くような、気持ちいい曲調である。Pedro InfanteのCien Anosは音が面白くて気になっているのだが、スペイン風の独特のリフが最初に来る。言葉で表現しづらいのだが、このスケール回しをすると一気にスペイン=メキシコらしさ、サボテンの生えた荒野と香辛料の風味の感覚がたちのぼってくる。
僕が最初に好きになったルイス・ミゲルの曲はNo Me Platiques Más。メキシコでボレロの流行の後にサルサやマンボ、チャチャチャなどが流行って日陰になった後、90年代に入ってミゲルが現代風にアレンジすることでボレロを復活させたらしい。(Cf. https://ponmigo.com/bolero/)
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