日中は大丈夫だのだが、夜になると免疫系が落ちるのか、喉がガサガサしてくる。昨日は生姜と大根を買って、すりおろしたものを水に溶かして飲んだ。どうやら、どちらも熱を加えると殺菌作用のある成分が変性してしまうらしいので、水で。
メタ心理学レジュメ。接触防壁からφシステム、ψシステムまでわずかに進捗。22時を過ぎると咳が少し出るようになり、喉のウイルスが勢力を拡大してきているのが感じられる。こまめに大根すりおろし水を飲み、生姜もすりおろして夜中飲めるようにしておく。
今日は日中久しぶりに井の頭公園の川沿いを歩いた。陽光が暖かくて綺麗だった。それから風に舞う枯葉。オーディオ機材を実家から持ってきた時に、一緒にポータブル・カセットプレーヤーを持ってきていたので、荻窪の古本屋で見つけて入手しておいた高村光太郎のオーディオ詩集のカセットを聴きながら散歩した。なんと解説と一部の朗読を草野心平がやっている。僕はよく知らないが、構成の菊池章一は『思潮』の創刊メンバーで、主な朗読の岡田英次は俳優であるらしい。
草野心平の声は想像していたのと全然違っていた。話し方はややたどたどしいというか、ゆったりモゴモゴして、亀みたいだった。吉本隆明も話し方が少ししょぼい感じがあって、吉本の方はゆったりはしていないが、言葉を小出しにしてつっかえながら進んでいく小動物感がある。「そいで」とか、「つまり」とかを何度も使いながら話し進める。草野も吉本もエクリチュールの達人と言える人たちだが、口で語らせるとしゃべりはあまり上手くない、というときの感覚は面白い。もちろん逆の人もいて、しゃべりが早口で上手いが文章がいまいち迫力がないという人もいる。なんとなくだが、前者の方が、つまり喋るのが上手くない書き手の方が、表現や語の選択が面白くて書くものに独特の雰囲気がある気がする。僕自身は、後者。
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