朝、コーヒーとトーストを食べながらカウリスマキの『枯葉』を見終わって、ギターでちょっとイヴ・モンタンの枯葉を練習して、母のアトリエの手伝いをしに行った。今日はずっと頭の中で枯葉が流れている。八代亜紀ver、椎名林檎、ビル・エヴァンス、イヴ・モンタン。
google scholorで調べていたら、日本では60年代からラカンに言及する論文が出始めていて(神谷美恵子の論文もあった)、気になったので少し書誌情報を収集してみた。pdfのダウンロードできるものは、GPTに読み込ませて要約させることができる。
とりあえず1999年まで。もちろん、未登録の論文や書籍など、他にもあるとは思う。日本のものに限定すれば、全体を浅く一望するのは正直全然可能な気がする。
1960-69
- 小木貞孝. (1960). 展望 フランスの妄想研究 (4)-第 1 部 症候論 (つづき)-熱情妄想病 (C. 嫉妬妄想病), de Clérambault の精神自動症, 影響妄想, 妄想直観-第 2 部 病因論-パラノイア体質論, Lacan のパラノイア心因論. 精神医学, 2(11), 725-739.
- 前川知賢. (1968). 構造主義についての一考察: 特に構造と歴史との和解を中心として. 中京大学教養論叢, 9(1), 27-48.
- 神谷美恵子. (1969). 展望 構造主義と精神医学-Lévi-Strauss, Lacan, Foucault の思想とその影響. 精神医学, 11(2), 81-91.
1970-79
- 平川信弘. (1970). Parole と Communication–Sigmund Freud と Jacques Lacan をめぐって-1. 近畿大学教養部研究紀要, (3), 1-24.
- 平川信弘. (1970). Parole と Communication–Sigmund Freud と Jacques Lacan をめぐって-2. 近畿大学教養部研究紀要, 2(1), 27-36.
- 佐々木孝次, & ササキタカツグ. (1970). ジャック・ラカン 「著作集」 のためのノート (1).
- 佐々木孝次. (1972). 鏡像段階 (Le stade du miroir) について–ジャック・ラカン 「エクリ」 のためのノートー 2. 杉野女子大学紀要, (9), 15-25.
- 平川信弘. (1972). 転換要素としての人称代名詞. 言語研究, 1972(61), 89-90.
- 池長澄. (1974). 象徴と構造–ジャック・ラカンの立場を中心に-1. 大阪大学教養部研究集録. 人文・社会科学/大阪大学教養部 編, (22), 49-60.
1980-89
- 大林繁樹. (1983). ラカン派精神分析における< 無意識と言葉. 年報・フランス研究, (17), 17-33.
- 小泉明. (1983). ある精神科医の軌跡: ガエタン・ドゥ・クレランボーについて. 日本病跡学雑誌, (25), 9-16.
- サカモトタダヨシ, & 坂元忠芳. (1986). 「同一化」 作用の矛盾について. 人文学報. 教育学, (21), 1-52.
- 大西宗夫. (1988). ラカンのシェーマ L について. 高知大学学術研究報告 人文科学編, 37, 69-73.
- 箱石匡行. (1988). フランス 1930 年代の現象学研究の一面:『哲学探究』 年報について (Doctoral dissertation, Iwate University).
- 小笠原晋也. (1989). ジャック・ラカンの書: その説明のひとつの試み. (No Title).
- 大林繁樹. (1989). ゼロ記号の諸相と< 排除されるもの. 年報・フランス研究, (23), 14-31.
- 丸山圭三郎. (1989). 意識の深層におけるコトバの風景. こころの健康, 4(2), 5-11.
1990-99
- 森泉弘次. (1990). ラカンと洞察の冒険: 現代文化における精神分析. (No Title).
- 箱石匡行. (1990). フランス 1930 年代の現象学研究の一面 (続):『哲学探究』 年報について (Doctoral dissertation, Iwate University).
- 高瀬博文. (1990). ジャック・ラカンにおける他者と主体の論理. 美学論究= Aesthetics review/関西学院大学美学芸術学会 編, (8), p27-40.
- 瀬戸賢一. (1990). 記号論の記号たち: フロイト, ヤーコブソン, ラカン. 人文研究, 42(10), 789-802.
- 広瀬春次, & ヒロセハルジ. (1992). 自我心理学とラカン.
- グレゴリー,デレク, & 大城. (1992). ラカンと地理学: 空間の生産再考. differences, 4, 84-115.
- 高瀬博文. (1993). ジャック・ラカンにおける対象 a の論理と芸術. 美学, 44(1), 24-35.
- 丸山明. (1993). LACAN 理論に於ける’le réel’概念について. 教育科学セミナリー, 25, 36-49.
- サカモトタダヨシ, & 坂元忠芳. (1993). H. Wallon の La vie mentale について (その 3). 教育科学研究, (12), 21-41.
- 竹中均. (1993). 快の論理構造 エディプス・コンプレックスのコミュニケーション的転換. ソシオロジ, 37(3), 115-131.
- 石光泰夫. (1994). ディスクール分析の功罪-身体論の回復をめざして. ドイツ文学, 93, 1-11.
- 片山文保. (1994). ジャック・ラカンの 「主体」 について. フランス語フランス文学研究, 65, 71-79.
- 加藤敏. (1994). 構造論的精神分析 (J. Lacan) からみた分裂病の陽性症状と陰性症状. 臨床精神医学, 23, 1287-1295.
- 赤間啓之. (1994). ユートピアのラカン. (No Title).
- 加藤敏. (1995). 現象学的精神医学と構造論的精神分析 (J. Lacan) の方法論的検討. 構造論的精神病理学.-ハイデガーからラカンへ, 1-35.
- 片山文保. (1995). ジャック・ラカンの 「死」 について:< 制定された死> と, その 「倫理」. フランス語フランス文学研究, 67, 48-58.
- 番場寛, & バンバヒロシ. (1995). 他者の欲望–ジャック・ラカンの欲望の理論. 大谷学報, 75(1), p1-18.
- 村上直樹. (1995). 「主体」 の構造と類型 (1). 人文論叢: 三重大学人文学部文化学科研究紀要, 12, 37-53.
- 片山文保. (1996). ジャック・ラカンの 「死」 について (2). フランス語フランス文学研究, 69, 25-37.
- 番場寛. (1996). フランスにおける精神分析の現状–フランス文化におけるジャック・ラカンの占める位置. 真宗総合研究所研究紀要/大谷大学真宗総合研究所 編, (15), 53-72.
- 伊藤正博. (1997). ラカンの≪ 第二の死≫ の概念について. 実践哲学研究, 20, 51-70.
- 片山文保. (1997). ジャック・ラカンの 「死」 について (3):「他者」 の倫理. フランス語フランス文学研究, 71, 44-57.
- 中島ひかる. (1997). 共同体と排除 言語と記憶をめぐって. 東京医科歯科大学教養部研究紀要, 27, 67-80.
- 入不二基義. (1997). Qualia の不在. 科学哲学, 30, 77-92.
こう見ると、90年代に入って途端に論文数が増えていることがわかる。2000年代に入ると立木康介さんや原和之さんが登場してくるのでさらに盛り上がってくる。日本ラカン協会の設立も2000年。
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