修論のマリノフスキーの章は大体書きあがった。その中で、マリノフスキーが言葉の原始的機能と考えているものを三つにまとめた。①交友を結ぶという社会的機能を果たす行為、すなわち「単なる愛想としての言語」。②法規則の違反に対して秩序回復の機能をもつ呪術。③物事に働きかけ現前させるという幼児期の特性を保存し発展を遂げた、神秘的な現前を実現させる呪術的な言語使用。
ここまではいいものの、これら三つを統一するような「言葉とは何か」をうまく表現できない。というか、多分それはレヴィ=ストロースの「構造」までいって初めて記述可能になると思われる。あとはこの論文は最終的にはラカンの言語行為論ともいうべきものを再構成するという目的があるので、その目的に向かうように文章を修正していく必要がある。まずは脱線してもいいから素描して、後から手直しをしていく。
このやり方の何がいいかと言うと、テクストとか先行研究とか、調べたことをその内容や文脈の中での位置、重要な部分を忘れないうちに論文の中に組み込むことができることである。一気に調べ物をしてから一気に書くというやり方だと、どんな内容だったか忘れて読み直さなければならなくなる。なるべく読んだらその新鮮な感情のままに組み込んでいきたい。
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